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2013年5月17日 (金)

NENGOの歴史

 本日は先代の11回目の命日だったので、墓参りに行ってきました。わが社の歴史を振り返りたくなったので、長くなりますが、お付き合いください。

 当社は、1983年に耐火被覆工事を行うことを目的として、先代の的場源一が設立しました。その後私が加わり、しばらくして断熱工事をスタートしました。正社員が5人という会社でしたので、営業だけでなく、現場作業にもいつも駆り出されるような会社でした。そのとき感じたのは、現場の縦社会でした。メインの設計が一番幅を利かせ、次にゼネコンや二次設計、そして下請け会社や建材メーカーの順に明確に序列が決まっていました。そして、一番首を傾げたのはお客さまのためという当たり前の考えが現場ではほとんど感じることができなかったことです。 

そのときの経験がミッション1に繋がっています。 

そして年月が過ぎ、インテリアや建物自体にも意識が行くようになりました。
そんなとき「日本の建築はおかしいぞ」と感じたのです。日本の戸建て住宅は30年以内で壊されてしまっている現状や、住宅展示場になぜかスウエーデン風、イタリア風、フランス風な住宅が並んでいることを認識してしまったのです。そして、日本の将来がとても心配になりました。

今後の日本は海外から人とお金を集めないといけません。言葉は悪いですが、文化の切り売りが必要となります。日本は素晴らしい文化を持っています。せっかく差別化できるにも関わらずそれを利用しない街つくり、家つくりをしてしまっているのです。 

この考えがミッション2に繋がります。 

私はミッションの2つ目を達成するためにも、まずは、日本人が自身の住空間に興味を持つようにしたいと考えました。そんなとき出会えたのがポーターズペイントです。住まい手が自ら自分の空間に手を入れ愛着を持つことを推奨しようとしたのです。しかし、ペイント文化のない日本に広めるのはそう簡単なことではありませんでした。それなら自分たちで建築工事まで手掛けるしかないと、総合建設業(Simplerich)に進出する決意をしました。ポーターズペイントのおかげもあり、多くの設計の方との繋がりで仕事をさせていただきましたが、自分たちの考える建築を行うことはなかなか叶いませんでした。 

そして建物だけでなく、不動産も扱えるようになろうと、不動産業への進出を考えました。まず、日本人に古い建物を大切にする気持ちをもってもらおうと、おんぼろ不動産マーケットをスタートしました。お客さまに中古物件を購入いただき、リノベーションまでワンストップで行うサービスです。中古不動産売買の専門サイトとしては日本で一番古いサイトということもあり、当初は苦労しましたが、現在ではそれなりの成果が出ていると自負しております。その後、街をつくるためには街に密着するべきと考えて、東横線の綱島に不動産屋の店舗を構え、「つなしま不動産マーケット」として地元の地主さんなどと交流を持ち、歴史のある綱島を綱島らしくしようとチャレンジしております。 そして、現在は同じように、「溝の口・高津・二子新地を愛する不動産マーケット」を立ち上げております。さらには、建築・不動産業におけるブランディング・コンサルティング事業もスタートしております。

今年わが社は創立30周年を迎えました。これを機に、100年後の美しい街つくりを強く訴えるためにも、社名をオリエンタル産業から「NENGO」へ変更しました。私が生まれた100年前の美しい江戸の写真を友人に見せてもらったことがきっかけで、100年で現在のようになってしまうのならば、さらに100年あれば、美しい街にすることが出来るのではないかと。そして、100年後の100をとってNENGOという社名にしました。阿波弁で、「ねんごろ」という意味もあります。

住宅は心と体が休まる空間であるべきです。建物はその土地の気候・風土・歴史・文化を読み込んでつくるべきです。そして、街はその街らしさを持ち、「遊びに行きたい、住みたい」と言われる街になるべきです。こんなことを実現していきたいと考えています。書いていて思ったのですが、こんなミッションの方がわかりやすそうですね。

 今後の事業展開もたくさん考えています。今考えているだけで、10以上の事業があります。新卒の会社説明会では、そんな未来の話を中心にさせていただいて、3年くらいで事業部を任せたいという話をしています。そして、6年後には独立できるレベルになって欲しいと。新卒に限らず、中途採用でも力のある方でしたら、是非ジョインしてください。そして、今後のNENGOの歴史を一緒に築いていきましょう。


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コメント

吉田さん、ありがとうございます。恐縮です。

素晴らしい変革の連続ですね。
私ももっとがんばります。

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